先日の売却相談の内容とお客様の本音の部分
2020/11/23
先日、ご年配の親御様とそのご子息がお見えになり、空き家の売却を考えているとのこと。
後日、お伺いをして、金額的なところのお話をさせていただきましたが、その時に親御様の様子が少し変わられました。
ふと思い、「お母さん、本当は売却したくないんと違いますか。」とお聞きすると
「そんなことはないです。」と、
「でも、ここでお子さん3人育てられ、亡くなったご主人と汗水垂らしてローン返済して、なんかいざ売るとなったら心寂しいんと違いますか。」とお聞きすると
目に涙をためられ
「ホンマそうなんです。いろんな思い出が詰まっているから、売ると決めてたら余計に思い出がこみあげてきて、、、」
そんなやり取りの中、私たちが気を付けていること。それは不動産の売却は、家族の想いまでしっかりと把握して、寄り添いながら進めていくという鉄則。
これを忘れて、ただの物としか見れなくなったら、この仕事を辞める時だと思います。
最後に言いました。「お母さんの気持ちの整理がつくまで待ちますから、泣かんといてください。
よくお子様ともお話をされて、決められたらいいですよ。」
不動産の売却はその方の人生劇場の一幕です。しっかりと喜びの花が咲くように努力してまいります。