家を建てるための土地探しの注意点
2021/01/30
「自分の理想の家を建てたい…」
自由設計で家族のライフスタイルに合ったマイホームの建築を夢見てる方は多いかと思います。
ただ、土地にはとても多くの制限があります。
「理想の土地が見つかったけど、理想のお家が建てられない…」ということもよく聞きます。
一言で制限と言ってもエリアによって全く異なります。どのような制限があるのか少しずつ解説していきたいと思います。
今回は「用途地域」について。
普段、様々な地域の街並みを見る中で、【2階建てのお家が隣との距離を空けてゆったりと建ち並んでいる】という地域があれば【3階建てや4階建ての建物が隣家に手が届きそうなぐらいの距離で建ち並んでいる】という地域もあるかと思います。
これは地域によって定められた「用途地域」の制限によって街並みに違いが生まれています。
用途地域は全部で13種類あり、どの用途地域が指定されているかによって、制限が異なります。
例えば、用途地域のひとつである【第一種低層住居専用地域】は、用途地域の中でも一番制限が厳しい地域となっております。前述した【2階建てのお家が隣との距離を空けてゆったりと建ち並んでいる】地域がこの場合が多いですね。
その中でも細かい制限は異なる場合がありますが、「隣の土地との境目からお家の外壁までの距離を最低1.5m空けないといけない」や「建物の高さは10mまで」などの厳しい制限がある場合もございます。
だからこそ、一軒一軒がゆったりと立ち並んだ綺麗な街並みになる、ということです。
この用途地域は、駅に近くなればなるほど、制限の緩い用途地域が指定されていることがほとんどです。
まずはご希望の土地の用途地域を知り、その用途地域にはどのような制限があるのかを知りましょう。