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神戸周辺 不動産売買百景(15) 家族で話がまとまらないと

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神戸周辺 不動産売買百景(15) 家族で話がまとまらないと

神戸周辺 不動産売買百景(15) 家族で話がまとまらないと

2021/02/15

皆さんは、なぜ住まいを手に入れようとするのでしょうか?

「手狭になった」「子供の進学に合わせて、もう1部屋欲しい」「住んでた家が広いので、処分し駅近に引っ越したい」

などなど、様々な理由があると思います。

そんな中、もう3年お付き合いしているご家族がいます。

今までは、神戸市周辺の市で家族で住んでおられました。ご主人の実家の近所です。

奥様は明石市の方で、ご実家も明石市。

現在市の政策で子育て支援が進んでいるので、子供の進学の時期までに明石に引っ越したいというのが3年前にお聞きした理由でした。

2年前に、奥様とお子様2人の3人で明石のご実家に帰ってこられ、ご主人さまは現宅にいる状態で生活をされています。

いつも、家族で物件を見ていただいて、必ず商談する物件に出会うのですが、どうしても進みません。

昨年末に奥様から連絡があり、マンションを見たいと。

今まで戸建で探されていたのに、どうしてかなと思いました。

マンションもすぐに気に入られましたが、間取りが小さい。

家族4人で住むには、狭すぎるので「以前と計画が変更されたのですか?」とお聞きすると

実は数年前に新築戸建ての契約をする日に、ご主人の親御様が家に来られ、「ここから出ていくのか。明石に戻るのか」と猛反対に合われたのです。

ご主人様は兄弟がいないため、将来は親の面倒を見ようと思っておられたのですが、いざ家を買う話になった時に、親御様が遠回しに、「私たちはどうなるか」という話をされてこられたののことがきっかけで、明石に住むこと自体が反対。

これが一番の原因で、物件が決まっても結局進まない。

またご主人様は別に今の生活に満足されていて、ローンを組むのが基本的には嫌だという考え。

結局、奥様が2年前に強硬手段で実家に戻るも、ご主人様は現宅にいて動いてくれない。

客観的に思うに、双方の考え方が合致しておらず、お互いの言い分には成程と思う。

つまり、生活していく基盤に夫婦で相違がある状態で物事は進まないということです。

今も、物件のお問い合わせはいただきますが、やはり一番のポイントは先程述べたところに行きつきますので、よくお話をしてくださいと申しました。

不動産取引は、色々な家族の様子をうかがうことになります。

ご参考にしてください。

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