神戸周辺 不動産売買百景(43) 不動産営業マンの日常(8)
2021/04/27
購入希望者が現れました。内覧をされてお気に召されたようです。
ここから先、私たちはどうやって契約に運んでいくのでしょうか?
まずは、資金計画書を提出します。
最近95%の方は、住宅ローンをお使いになられますのでその確認を行います。
ここでご注意いただきたいのが、最近ネットで簡単にローンシュミレーションができるため、例えば「〇〇銀行で3000万円借り入れができる」といわれるお客様がたまにおられますが、これは非常に危険な認識です。
なぜなら特にネット銀行の場合、物件も決まらずに個人の年収と勤め先だけで簡単に申込を誘導していますが、事前審査には物件の担保力、つまり万が一借り入れの返済目途が立たない場合、抵当権の実行を銀行は行いますが、それだけの価値がある物件か否かの判断が必須となります。
また、カードで一括払い以外にリボ払いや、中にはキャッシングをされている場合もあります。この場合各カードには極度額の設定があり、例えば極度額が50万ついている場合、1万円の借り入れでも50万円を借りているのを前提としての審査となります。
ですから、まずは資金計画を立てる場合、他の借り入れをきちっとヒアリングをする必要がございます。
また賃貸で現在10万円の家賃支払いをしているので、10万円までであれば支払いができるというお考えになるのですが、銀行は年収割合によって支払いはここまでと銀行の規定で決まります。
つまり、いくら支払い可能であっても、物件の金額と年収の割合が合わない場合は借り入れが不可となります。
次回はこのあたりを中心に掘り下げていきたいと思います。
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