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売買百景(5) タッチの差

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売買百景(5) タッチの差

売買百景(5) タッチの差

2021/01/27

昨年末のことです。1通のメールをいただき、詳しい資料を送ってほしいとの内容でした。

ただ、その物件はエリア的にも希少物件でリフォーム済みであったため、すぐに商談が入る可能性があったものですから、その旨をお伝えし「検討されているのであれば、現地は見られたほうがいい」とお話をし、アポイントを売主に取りましたら、生憎他社から2件のアポイントが入っており、日時をずらしてもらう話になりました。

 

内覧前には、商談が入っていないことを確認し、内覧いただきました。「気に入ったけど考えたい」当然のことだと思いましたが、他社の動向が気になるお話を全てしたうえで、「もしご購入意思があるのであれば、買付証明書だけ先に書いてください。売主様には渡しません。〇〇様が、買う決断をされたときにすぐに物件を抑えるために使用します。もし購入されない場合は、破棄します。今、他社でも同じ内容でお話なられているはずです。」

 

結果ご連絡をいただいたのが、その内覧日の夕方19時前だったと思います。

急いで売主様に連絡を入れました。「すみません18時30分過ぎに買い付けが入りました。住宅ローンも問題ないので、こちらを優先します」

時間にして30分あるかないかのタイミングで、決断いただいたのに、2番手になってしまいました。

当然意気消沈されました。「今回は縁がなかったと思い。諦めます」との事。

私は生意気ながら申し上げました。「縁がなかったのではなく、縁を切ったんです。目の前にチャンスがあったのに、そのチャンスを逃したんです。」

 

当然大きな買い物ですから、躊躇もしますし考えもします。しかし現実はもっとシビアなところで動いていることをお分りいただきたら、嬉しいです。

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